「無職の学校」を読んで
清家孝春さんの「無職の学校~職業訓練校での200日間~」を読みました。
高校卒業後、7年間バイト生活のみで、同居の姉に助けられて生きてきた主人公の利隆。しかし、姉が婚約をしたことをきっかけに”姉ちゃんをしっかり送り出したい”と思い正社員を目指します。
そのために職業訓練校に通い奮闘するお話です。
たまたま広告で知った作品なんですが、本当に勇気をもらえる作品でした。
大好きなシーンを2つ紹介したいと思います。
一つ目は主人公が訓練校の仲間に、夢を語ったシーン。利隆は自分の夢を自分で卑下してしまいます。
「すいません、こんなの夢って言わないか・・・」
しかし、「そうか?立派な夢だろ?」と仲間は答えました。
バカにする事も無く、自分を肯定してくれる一言。こういうことを言ってくれる人が一人でもいてくれるだけで救われます。
本当に胸が熱くなりました。
二つ目は、誕生日のプレゼントをする話しです。
失業保険でプレゼントを買うかどうか悩みます。
「お金がなくて自分が我慢するのはいい。・・・でも、大切な誰かに何もできないのは、やっぱり辛いよな・・・」
自分も同じような経験があったため、すごく共感しました。大切な誰かに何もできないのはつらい。
つらい中にいる主人公たちがそんな中でも、ほかの人を思いやる姿。そんな姿に勇気をもらいました。
主人公や他の登場人物の頑張る姿に、勇気をもらえる作品です。つらいとき、背中を押してくれる様な。ぜひ、読んでみてください。
次の発売日が待ち遠しいです。
最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。
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